銀行間相場

外貨建ての金融商品を利用するときに考えなければならな いのは、利率と為替レートだけではありません。もう 1つ重要なのが、円と外貨の交換に際して金融機関に支払う為替手数料です。 日本の銀行に円で預金をする場合には、手数料はかかりませんが、外貨預金の場合は、 円を外貨に換えるための手数料 が必要となります。また、外国の株や投資信託を買うときは、 証券会社などへの売買手数料のほかに、やはり円を外貨に換 えるための手数料がかかるのです。さらに、外貨建ての金融 商品を払い戻して円にするときにも、手数料がかかります。 つまり、円から外貨、外貨から円の往復で手数料が必要にな るわけです。

ニュースなどで報道される為替レートは、 金融機関や企業などが用い るもので、「銀行間相場」 といいます。 これは、 分刻み、秒刻みで変動します。 しかし個人の取引では、 ひんぱんに為替のレートが変わっ ていては取引しづらいため、おおむね午前 10 時の時点での銀行間相場を基準にし、その日 1日は、この レートを適用しま す。これ を「対顧客相場」の「中値」といい ます 。そして、銀行はこのレート(中値)に手数料を加えます。 円を外貨に換える際に、銀行が顧客に対して適用する手数料込みのレートを TTSといい、逆に外貨を円に換えるとき のレートを TTBといいます。 ドルの外貨預金の場合、手数料は通常1ドル に対 して 1円なので、 TTS は中値 +1円、 TTB は中値-1円となります。 例えば、 ドルの場合、その日の中値が110 円だとすると、 TTS は111 円、 TTBは109 円となります。 このように、円から外貨、 外貨から円の往復で2円かかるため、 2円以上の円安にならないと、手数料だけで元本割れ .為替手数料 通貨によ って異芯 り、たいていの通 貨はドルより高く 設定されているた め、 TTSとTT8 の差が大きく、そ の分だけ元本割れ の可能性も高い。