銀行間市場の取引の仕組み

銀行間市場では、その名の通り銀行と銀行が取引を行います。この銀行間取引には、 ロイターのディーリングシステムなどの機器を用いて銀行が直接取引をする直取引と、外為ブローカーの仲介で取引が行われる場合があります。

直取引では、他の銀行をスクリーン上に呼び出して値となる外国為替レートを求めます。呼び出された方の銀行は、これに応じてビッドとオファーの両方の値を出します。

値が出てきたら、売りたい時は相手のビッドの値で、買いたい時は相手のオファーの値で取引することを相手に伝えます。その後、この取引が成立したことの確認がなされます。相手が提示してきた値に納得がいかなければ、もちろん取引をする必要はありません。

このように、銀行間で呼んだり呼ばれたりして、絶え間なく直取引が行われています。

一方、外為ブローカーを通じて取引をする場合はどのように行われるのでしょうか。まず、銀行は外貨売却・外貨購入の注文をブローカーに出しておきます。こうして出された買値と売値の中で、最も高い買値と最も安い売値が、その時点でのブローカーの市場レート()になります。その値で売りたいと思った銀行は、銀行はブローカーが提示いている買値で取引します。対してその値で買いたいと思った銀行は、その売値で取引を行います。このケースでは、取引の途中では相手の銀行の名前はわかりません。取引が成立してからはじめて、 取引相手の銀行名をブローカーから教えてもらいます。