東京外国為替市場のこれまで

東京外国為替市場は、ロンドンやニューヨークと肩を並べて世界三大市場のひとつと数えられ、外貨売却や外貨購入などが行われています。東京外国為替市場のレートの動きは日本だけでなく、世界から注目が集まります。そして、出来高や銀行数に関しては他の多くの市場を上回っています。


東京が世界的な市場になったのは、比較的最近の1980年代半ば頃からです。それ以前のアジア地域では東京よりもシンガポールや香港が国際市場としてのおもな市場となっていました。1973年、外国為替相場は変動相場制に移行しました。この頃、日本は貿易収支が拡大していました。その影響で東京市場では、増加する輸出入に伴う外国為替の取引が増えていったのです。


その後、1980年に外国為替管理法が改正されたことも東京為替市場に大きく関係しています。この改正により資本取引が自由化され、東京市場でも貿易取引に加えて資本取引に伴う外国為替取引が増え始めました。この頃になると、東京市場も国際市場として認識されるようになり、海外からの要請もあって市場での決まりや取引方法などを海外の為替市場と合わせていく必要がでてきました。
これにより、銀行間の直取引の解禁や、取引時間の延長といった改革が施され、直物の受け渡し日も翌日物から翌々日物に変更され、海外の市場と同じになりました。さらに、国際化の最後のステップとして実需原則が撤廃。これにより、顧客の自由な外国為替取引が可能となりました。